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サスティナブル・SDGS

スプレモの考えるSDGs

最近よくSDGsの言葉をよく聞くようになりました。
コーヒーで考える持続可能性とは?
 今でもコーヒー生産者の多くは生活が安定せず貧しい生活をしている事を知っている人は多くいません。
知らされていないことも多いのがコーヒー業界の特長です。
スプレモでは、2004年に地元公民館で受講した国際理解講座がキッカケでサスティナブルコーヒーに目醒めました。
 2001年コーヒー豆の買取価格と連動した先物取引の国際価格が暴落しました。
生産コストのほぼ半分まで下がったため生産者の生活は困窮し、コーヒー農園の退廃や
廃業などで持続不可能な状態(アンサスティナブル)な「コーヒー危機」と言われる時期が
ありました。農園管理もおろそかになり、仕入れる生豆の品質も年々低下、虫食いや未成熟など欠点豆が増えてきたのです。仕入れは安くても、品質が悪いという悪循環、しかも末端販売価格は安くないという消費者にとっても良くない状況です。
地元の国際理解講座で生産者を支援する認証コーヒーを知り、買取価格を保証した「フェアトレードコーヒー」を仕入れたところ、虫食い豆も少なく品質も安定していました。
生産地の歴史や時代背景を知り、生産者を知る事、生産者との繋がりが大切だと感じました。
そして伝えることの重要さにも気づきました。
コーヒー生産者の生活が豊かになって始めて私達も美味しいコーヒーが飲める事。
生産者と消費者が対等の立場で共有し共につくることが大切だと思っています。
どうしたら美味しいコーヒーを持続して飲み続けることができるのでしょうか?
そのコーヒーがどのようにして作られているか知ることが大切です。
消費者も意識改革が必要です。
スプレモではコーヒー教室にコーヒーの歴史的背景や生産者の困窮状態などを織り交ぜ、生産者の思いを伝えています。
地域に根ざす珈琲屋として店だけでなく出張コーヒー講座を公民館など各地で開催しています。
選んで飲む一杯のコーヒー。
身近でできるSDGsのひとつと思っています。